最近の東洋医学
  先日NHKの番組で東洋医学、特に鍼灸治療を中心に紹介されました。その内容は・・・
百会穴について
  番組では、ストレスの溜まったネズミの頭部に当たる百会穴(ひゃくえけつ)に鍼を加えて攻撃的な気持ちを抑えることができました。
  百会穴が精神の安定に使用することは従来からよく知られていましたが、当院では頭頂部の百会穴だけではなく前頭部の上星穴(じょうせいけつ)を加え、さらに患者さんによっては 前頭部のマッサージを加えてストレスによる血圧の異常・頭痛・不眠などに効果を上げています。
耳鍼法について
  耳鍼法では米軍の兵士に対して耳鍼を紹介していましたが、本来耳鍼は50年前から中国やフランスで考案され我が国でも行うようになりました。 当院でも痩身治療を始め、高血圧症・各部の関節痛や神経痛に使用しています。
過活動膀胱について
  過活動膀胱は従来より鍼灸による治療は適応症で、番組では、陰部の会陰穴(えいんけつ)をローラー鍼を使用し自分で刺激してましたが、 当院では会陰穴は使用せず仙骨部の次りょう穴(じりょうけつ)や下腹部の中極穴(ちゅうきょくけつ)にお灸を据えることで、より効果をあげています。
足三里のお灸について
  アフリカでは結核患者の足三里穴(あしさんりけつ)にお灸する治療をしていましたが、我が国では明治時代より原志免太郎先生が ウサギにお灸をする研究が紹介されていました。当院では免疫力を上げることによる体質改善を目的に、足三里以外のツボにもお灸をする太極療法を行っています。
  これらのことが紹介されましたが、スポーツ障害だけでなく内科疾患や神経症状にも効果があると信じております。疑問な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。
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