最近の東洋医学
  NHKでは1年程前に鍼灸について取り上げられました。さらに、今年になって前回の内容に加えて下肢のスポーツ障害や頭痛が新たに増えていました。 その内容を前回のものと合わせて紹介します。その内容は・・・
頭痛について
  最も多い頭痛の種類に緊張性頭痛・片頭痛があり、それを改善する方法として、耳の後ろの風池穴(ふうちけつ)を 指で刺激する方法を紹介していました。患部にあたるツボを刺激するとともに当院では経絡を応用し足の指にあたる爪根穴(そうこんけつ)にお灸をすえたり、手足のツボに針灸を加え、 さらに頚筋や肩甲骨の運動療法(伸展法)を加えることにより持続性を期待することができます。
こむら返りや足関節捻挫について
  当院では開業当時からスポーツ障害を取り上げバレーボールを中心に陸上やテニスの選手を治療してきました。 一般のスポーツ愛好家にも多い足の捻挫やこむら返り(腓腹筋けいれん)は最もポピュラーで治療とともに予防に対するストレッチ指導なども行っています。
百会穴について
  番組では、ストレスの溜まったネズミの頭部に当たる百会穴に鍼を加えて攻撃的な気持ちを抑えることができました。
  百会穴が精神の安定に使用することは従来からよく知られていましたが、当院では頭頂部の百会穴だけではなく前頭部の上星穴を加え、さらに患者さんによっては 前頭部のマッサージを加えストレスによる血圧の異常・頭痛・不眠などに効果を上げています。
耳鍼法について
  耳鍼法では米軍の兵士に対して耳鍼を紹介していましたが、本来耳鍼は50年前から中国やフランスで考案され我が国でも行うようになりました。 当院でも痩身治療を始め、高血圧症・各部の関節痛や神経痛に使用しています。
過活動膀胱について
  過活動膀胱は従来より鍼灸による治療は適応症で、番組ではローラを使用し、陰部の遠位穴を自分で刺激し効果を上げていました。 当院では遠位穴を使用せず仙骨部の次りょう穴や下腹部の中極穴にお灸を据えることにより効果をあげています。
足三里のお灸について
  アフリカでは結核患者の足三里穴にお灸する治療をしていましたが、我が国では明治時代より原志免太郎先生が ウサギにお灸をする研究が紹介されていました。当院では免疫力を上げることによる体質改善を目的に、足三里以外のツボにもお灸をする太極療法を行っています。
  これらのことが紹介されましたが、スポーツ障害だけでなく内科疾患や神経症状にも効果があると信じております。疑問な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。
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